令和2年分、寡婦控除等の廃止と改正
ちょっと前に、扶養控除できる扶養親族に
年齢制限が加えられ、
ややっこしくなってしまいました。
児童手当という給付をするから、
税金は安くしないということでしょうか?
扶養控除ができない親族にかかった医療費でも、
医療費控除の対象とできることがあるので、
所得控除がわかりずらくなってしまいました。
また、平成30年分以後(2018年)
配偶者控除の計算が、
本人の所得要件(合計所得金額1000万円以下)の
適用要件が加算されました。
配偶者特別控除額のことだって、
細かくて、わかりづらいのに、
こんな改正があると
扶養親族関係の所得控除が理解できなくなります。
ひとり親控除、寡夫控除等の改正
2020年分(令和2年分)の所得税から、
寡婦控除や寡夫控除も変更されてしまい、
へんてこりんな「ひとり親控除」まで
新設されてしまい
わかりずらくて嫌になります。
寡婦控除、寡婦控除は、
一回は結婚していないと
控除の対象にならないのですが、
ひとり親控除は
結婚をしなくてもできるものとして
できたような規定です。
別に従来の寡婦控除に
「未婚の親も含む」と付け加えれば
十分だと思います。
籍をいれないでも
子供を作ってしまう人が増えた為に、
政治家が思い付きで考えたようですが、
実際に申告する人や、
申告事務を扱う人の苦労を考えて欲しいです。
寡婦控除等を改正、廃案にして、
わざわざ「ひとり親控除」
なんて法律を作りださなくてもいいと思います。
覚えることが大変です。
今までの寡婦控除が
完全に廃案になったわけではなく
一部訂正されている感じですので
そのことも覚え、
さらにそれとは似ているようで違う
「一人親控除」の条文も覚えなければなりません。
ここでもまた似たような2つのことを
覚えなければならないのです。
大変ですよ。
減税よりもお金をもらった方がいい
それにこれを改正した政治家は、
票が欲しくてこんな規定を作り出したのでしょうから、
票がほしければ、税金を安くするのでなく、
給付してあげればいいと思います。
所得税や住民税は
働いている人、稼いでいる人が払うもので、
働いていない人には税金が関係ありません。
ひとり親になるような人は、
働きたくても働けない状態の人が多いと思うので、
所得控除をしてあげても
何の効果もないでしょう。
ひとり親には、
給付金、助成金という
お金をあげた方が助かると思います。
なんであたかも
「私は、困った人を助けているぞおお」
というような感じの、
くだらない所得控除なんか作ったのか?
と思います。
給付して欲しい、お金が欲しいです。
それなら、税務処理をする側にとっても
かなり楽です。
所得控除では、助けたふりしているだけで、
助けてくれていません。
くだらなくて、細かい税改正が
多くて覚えきれません。
もうこんなことやめてくれ!
と言いたいです。