赤字会社でも 払う消費税
通常赤字の場合には、個人なら所得税は出ません。
会社も、法人税がでないので、納税の心配はありません。
しかし消費税は納税があります。それが消費税です。
ところが、決算の時になって
それなのに、なんでこんなに税金を支払うんだ」
と、顧問先に文句を言われることがあります。
しかも 現在 消費税率は10%! 納税額も大きいです。
売上の10%もの金額を預かっているので、
事業者は、
多額な金額の消費税を預かっていることになります。
ですから納税額も多額になっています。
それなのに、こっちは、細かい計算して、
納税額をできるだけ安くなるように努めたのに
顧問先から心無い文句を言われると、
反論したくなります。
あんたあんた 客から消費税預かってんだろう?
売上に10%付けて 消費税だって言ってもらってんだろう!
それを、もらっちゃうつもりか?
客から預かったものなら、きちんと払え!」
と言いたくなります。
税額が上がった消費税
3% 5% 8% 10%と、
次々に消費税率が上がってきたので、
納める消費税額も上がってきます。
申告額が大きくなっていますから、
処理する方も、
消費税の知識は、万全にしておかなければいけません。
消費税は大変高い税金で、
処理が面倒、扱いがわかりにくい税金だと言うことで
シッカリとした対応をしていかねばなりません。
簡易課税
簡易課税の選択を考えられる場合には、
毎期、一般課税の納税額と、
簡易課税による納税額の判定計算を
する必要も出てきます。
消費税率が3%、5%の時代と、
10%になった今とでは、
一般か 簡易かによって、納税額の差額も大きくなるはずです。
税率が10%、売上の1割という
大きな割合になってしまった消費税ですから、
その取り扱いも慎重にしなければなりません。
記帳料が少しの客の場合、
売上も低く、所得も少ないことが多いかもしれませんが、
8%から10%になったということは、
25%分は税金が上がっていますので、
納税は大きくなります。
顧問料を少ししか、もらっていないと
気が緩みがちですが、そんなことはできません。
安い料金の場合、コスト面を考えると、
時間をかけられません。
でも、消費税の納税感が重くなり、
処理が複雑になっていますので、
適正料金をもらって、
しっかりとした対応をとらないと
もめてしまう恐れもあります。
消費税の増税や処理の煩雑を考えると
納税者にとっても 会計事務所にとっても、
負担の大きい消費税です。
トラブルにならないように心がける必要が
さらに出て来たと言えるでしょう。