顧問先の小規模事業者の廃業が多い、会計事務所の仕事もなくなる

廃業していく小規模事業者

バブル崩壊後、我々が顧問させていただけるような
小規模事業者の経営状態は、ひどいものでした。
バブル崩壊後も
ずっと小規模事業者の方々の低迷は続いていました。

売上は全然回復せず、利益もでない状態です。

でも何とかやってこられていましたが、
最近は もう疲れ果ててしまったようです。

廃業相談は ほんとうに多いです。

今は バブル崩壊後よりも
ひどい状態のような気がします。

経営者たちに勢いが全く感じられません。
経営者たちの年齢も
かなりの高齢になっているせいもあるのでしょう。
税理しの平均年齢は70歳位のようですが、

街の経営者たちも、それと同じくらい
高齢になってしまっているのかもしれません。

仕事の依頼が来たとしても、
経営者は高齢になってしまい、
少なくなった従業員も高齢者、
機械設備も古いので、
そんなには受けられません

 

小規模事業者の経営環境は、
先を見ても、「よくない」
よくならないだろう」と
多くの人が思っているような気がします。

現在の60代以降の年代の人は、
気質も強く、強靭な精神もあるので、
辛い時でも頑張ってこられましたが、
労働時間の短縮、社会保険の強制加入、
人件費の増加、材料代の高騰、
さらに、規制緩和などにより
小規模事業者には厳しいもので、
その年代の気骨がある経営者たちでも、
「もう…廃業しようか」と
いう弱い感じが伺える時があります。

顧問先の廃業が多い

会計事務所も仕事がなくなる

昔なら事業主の子供が、
親の事業を継ぐのが当たり前でしたが、
今は跡継ぎなんていないところばかりです。

小規模事業には将来がない
思っている経営者が多いので、
子供には
安定した会社員や公務員にさせたがっていました。
それで良かったかもしれません。

 

これからも小規模事業者がどんどん廃業し、
新規開業もなければ
下請け外注など関係している事業者も
なくなっていきます。

そうなると、
会計事務所もなくなっていくのでしょう。
仕方がない事だと思います。

人口が減っていけば、
他のお店も工場も、事務所も減ってしまう筈です。
働く場所が
どんどん減っていくことになるのかもしれません。

 

消極的な見解をしてしまうと
気持ちは暗くなるばかりです。
廃業の相談は、暗い感じの話になりがちです。

 

励ます

アドバイスする立場

でも、好転する政策が出たら
良くなるかもしれません。

何らかの社会状況の変化により
小規模事業者でも、
健全に経営できるような状態になれば
新規開業する人達もたくさん出て来て、
日本社会に活気が出てくるかもしれません。

社会状況の変化により
なくなる事業もありますが、
新しく必要とされる事業も出てくるはずです。

 

頑張っている方への、
経営のアドバイスも我々の仕事ですから、
アドバイスする側の人は、
暗くなってばかりもいられないと思います。

明るい考え方もできるようでなければなりません。

いじけてばかりいてはいけない! ようです。

 

 

 

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