相続税の申告をやりたくない先生のお手伝いや外注の話

普段やらない相続税の申告は外注する

相続税の申告を嫌がる先生も多いようです。
法人の顧客がいるので、
相続税の申告書の仕事をする時間が
とれない先生もいます。

相続人たちと話会いをするのにも
各人の都合があるので、
話会いの時間も取れない場合もあります。

私は顧問客が少ないので
他の先生よりは時間があります。

それに相続税の申告の仕事は、たまにしかないので
たまにしかないことをするのは、
齢を取ると、

誰でも 面倒になってくるものなのかもしれません。

 

その為、相続税の申告の依頼を
他の先生から頼まれることがあります。

 

大掛かりな相続の場合にも
一緒に手伝ってくれないかと頼まれることがあり、

他の先生と一緒に仕事をすることは楽しいです!

知合いの先生に
いい仕事をいただけることは
ありがたいです。

 

また、相続財産は土地等が多いです。
私は、不動産の仕事もしていたこともあるし、
相続の仕事は嫌ではありません。

 

みんなそれぞれ得意分野をもっているでしょうし、
取り扱いの多い業種の顧問先がいると
その業種に詳しくなると思います。

私も飲食店や歯科医はよくやっていたので、
それらのことはよくわかるような気がします。

 

同じ仕事ばかりやっている方が
効率はよく、詳しくなります。

それを専門分野というのでしょうが、
一人会計事務所も、
専門の税目や取り扱う業種を
決められればいいような気がします。

 

多くな相続

 

相続税申告を外注する

相続の仕事をするのには、
相続人の判定とその相続分、
遺産分割の手続きや遺言などの
民法の理解が必要になります。

私は、相続税を学び始めた頃、
民法の相続編で苦しみました。

 

私は普通高校卒で、
法律を学校で学んだことがありませんので
はじめは相続のことを知るのに
他の人よりも、理解が出来ず、
時間が掛かってしまったのかもしれません。

また、相続税は、
法人税などのようにあまり簿記を使いません。
そして財産評価が問題になりますので、
日頃扱っている税金の仕事とは全く異なっています。

 

相続の申告は、法人税や所得税のように
いつもやる仕事ではありませんので、
その計算方法も忘れてしまいます。

 

相続税の申告の依頼は、
顧問客がたくさんいる会計事務所でない限り
少ないでしょうから、
いつ来るかわからない相続の学習を
日頃からしている人はあまりいないと思います。

仕事もないことに時間をかけることはできません。

私は、相続税法の改正があったことさえも
知らない場合があります。

最近は相続税も改正が毎年のようにあるので、
ちょっと相続税の本を読んでいなかっただけでも、
ずいぶん法規が変わってしまっているので驚きます。

そんな状態で相続税の申告はできません。

そして、日頃やっていない仕事をすることは
大変疲れることです。

ですから、相続税の申告を嫌がる
会計事務所の先生もいると思います。

 

 

大きな相続のお手伝い

私も大きな相続の申告は受けられません。

以前40筆以上の土地や
大きなアパート等を持った大地主の方の相続を
一緒にやってくれないかと、
税務署を退職した一人会計事務所の先生に頼まれて
一緒に仕事をしたことがあります。

 

大きな相続だったのでお金ももらえたし、
とても楽しかったです。

私の前に他の先生に頼んだらしいのですが、
途中で投げ出されてしまって、
申告期限もせまっていて困っていたそうです。

 

他の人を探していたら
私が不動産屋の仕事をやっていたことや、
客がいなくて暇らしいということを

誰かに聞いたようで誘ってもらえました。

私は、土地の要約書などを取り、
実地調査をしたりして
不動産屋の知識を活かした土地の評価を教えました。

 

私は、相続税の申告ソフトの扱いを教えてもらったり、
税務調査の注意点を教えてもらったりしました。

 

互いに向上できたので
とても楽しくお手伝いさせてもらいました。

 

かなり多額の相続税になったので
一人で申告することは、
かなりベテランの先生でも怖かったそうです。

 

こんな時には、一人会計事務所は
助け合ってやるべきだと思いました。

 

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